♦違う考えを言うだけで過度に否定と捉えて怒り出す。
♦感謝の言葉や謝罪の言葉を言われたことがない。
♦全く気持ちに寄り添ってもらえない。
モラハラ行動の原因の1つに、自己愛性パーソナリティ障害(自己愛性人格障害)が隠れている場合があります。
自己愛性パーソナリティ障害の人は、自分に過剰な賞賛を求め、相手を過度に見下すため、極度のモラハラとなる可能性があります。
明らかに、理不尽なこと、酷い事をされているのに、それに気が付いていない人が沢山いらっしゃいます。
「この人は私を愛してくれているからこそ」と自分に言い聞かせはじめたら、それはおかしな状態であると気が付いてください。
この記事では、自己愛性パーソナリティ障害について、8つの特徴と12のチェックリストをまとめました。
現状を知ることが、まずは大きな一歩です。
【自己愛性パーソナリティ障害とモラハラ】なぜ洗脳にはまってしまうのか?
当人同士だけの閉鎖された空間の中で行われたやり取りについて、客観性を持って判断していくのはとても難しく、相手の強い主張の勢いに負けて、自分の方が悪いのではないかという思い込みをしやすくなっていきます。
ご夫婦や恋人間となると、一度は好きになった相手だからこそ悪く思いたくないという情も働き、さらに客観性を持つことが難しくなります。
洗脳にはまってしまった被害者というのは、客観的な第三者から見ると、「なぜ、そんなことにも気が付けないのか?」と思うような、
明らかにおかしいと感じられることにどっぷりとはまっていきます。
相談を受けた、友人の立場からすると、そんなことまで真に受けてしまうなんてバカバカしいとすら感じてしまうような事を、本人は本気で信じてしまうのです。
アドバイスをする側(相談にのった友人)としては、「普通気が付くでしょ」というレベルの話をされるので、聞いているのもバカバカしい、呆れはててしまうという態度になってしまうこともあります。
しかし、洗脳にかかってしまった被害者は、その明らかにおかしいこと、バカバカしい事を本気で信じてしまうほどに強い洗脳状態にあるのです。
この深刻さにアドバイスする側が気が付いていない時(プロでない限り気がつかなくて当然ですが)、相談してもあしらわれてしまうので、被害者はますます孤独になり、加害者への依存を強めていきます。
「別れなさい」「離れなさい」は正論です。
しかし、正論を言われれば言われるほど、反発してしまいたくなるのが、洗脳状態の怖いところです。
頭ではわかっているけれど、友人のアドバイスをどこか受け入れきれない、むしろ友人の方がわかってないと感じる、相手(加害者)の本当のいいところを誰もわかってない。
このようなお気持ちを抱えてはいませんか?
「一生側に居る。」
「君だけが大事だ」
「君だけが最高の理解者だ。」
「私だけが君を助けてあげられる。」
こういった言葉にすがっていませんか?
相手は、これらの言葉を本当に最後まで実行できる人だと思いますか?
相手の気分次第で、いつでもあなたを捨てられる、そういう怖さをあなたも心のどこかで感じてないでしょうか?
自己愛性パーソナリティ障害を抱えている方は、これまでの人生にそうならざるをえなかった、様々な背景をお持ちの方が多いです。
その背景を知って、救いたいと思ってしまう方も多いのですが、結局は救いたいと思ってしまう気持ちも依存なのです。救おうとすることで、相手に必要とされたいのです。
本当の意味で、誰かを救える人というのは、その人自身が、健全に自立をしている人です。
相手を救う前に、あなたが自立することが大事です。

自分が苦しい人生を生きているのに、誰かを幸せにすることが出来るでしょうか?
モラハラ加害者に多い自己愛性パーソナリティ障害(自己愛性人格障害)とは?
自己愛性パーソナリティ障害は、自己愛性人格障害とも呼ばれていますが、現在では、自己愛性パーソナリティ障害と呼ぶのが主流となっていて、この記事でも自己愛性パーソナリティ障害という表現でお話していきます。
自己愛性パーソナリティ障害の人は、自分は特別な存在だと感じ、他人からの注目や賞賛を求める反面、他人からの非難に過敏で傷つきやすいという特徴があり、人付き合いの中で問題が生じやすい場合があります。
自己愛性パーソナリティ障害の持つ、こういった特徴が、モラハラ行動の原因となることは多く、モラハラの原因が自己愛性パーソナリティ障害だったということはあります。
自然と周りから人が離れていってしまいます。
「彼には私しか居ない」という状況に嬉しさや救いたい気持ちが出てくる人は要注意
周りの人間関係がトラブルばかりで、友人があまりにも少ない、孤独な人を好きになってしまいやすい人は注意してくださいね。
依存体質やACが原因で、自己愛性パーソナリティ障害の人から選ばれやすい、
もしくは自己愛性パーソナリティ障害の人を選びやすい可能性があります。
相手がパーソナリティ障害なのではないかと気が付いた時に、このような一緒にいて苦しい相手と一緒にいることを選んでいる自分と一度向き合って欲しいのです。
ご自身の依存体質や、自己肯定感の低さが見つかってくるはずです。
もちろん、様々なご事情があり、すぐに別れられないという人も多くいらっしゃると思います。
別れる、別れないではなく、根本の依存体質や自己肯定感の低さの改善に一度目を向けていただけたらと思います。
こういったご自身の問題の改善に取り組んでいくことで、結果的に、経済力を持てるようになったり、相手から精神的に自立することで、離れる決断が出来るようになっていきます。
”結果的に”というのが大事です。
心の問題の根本が解決していったという証拠になります。
まるで自分が「別人のようになった」という感覚になる方もいらっしゃいます。
最終的には、全て自分の問題であったというところにいきつきます。
相手は変えられません。
自分がどうしていくかを選べるようになっていきましょう。
そうすることで、相手がどうであるかにかかわらず、
あなたはあなたの幸せを手に入れていくことが出来るようになっていきます。
自己愛性パーソナリティ障害の8つの特徴
①誇大な自尊心
自己愛性パーソナリティ障害の人は、何の実績もないのに、自分が本気を出せば、なんでもできると思う傾向があります。
自分ほど優れた人間は居ないと思っていて、
「有名な〇〇さんの言っていることは、俺の言っている事と同じだ。」
「俺が本気を出せばこんなもんじゃない。」
ということもあります。
ですが、実際のところ、その言動には行動が伴いません。
また、実績もないのにアドバイスをしてこようとする人もいます。
「俺のアドバイスが一番正しいに決まっている!」と本人は思い込んでいるのでやっかいです。
いう事を聞かないと、「なぜ言った通りにしないんだ!」と怒り出す場合もあります。
口先だけ立派なことばかり言って、行動をしない人には注意したいですね。
しかし、それだけの実績があったとしても、それ以上に肥大化した自尊心があるため、本当の意味での尊敬や信頼は得られず、独りよがりな立ち位置になっていきます。
②自分の成功、権力、才能、愛に関して、理想的な幻想にとらわれている
自己愛性パーソナリティ障害の人は、目立ちたい、人から注目されたい、特別扱いされたいという思いが強すぎて、ブランドものなど高価なものを身に着ける傾向があります。
理想が高すぎて現実にそぐわないので、収入と不釣り合いなほどの金額をブランドものに使ったりします。
恋愛に関しても、とてもドラマチックな出会いを演じたり、2人の関係性に特別感を持たせるようなストーリーを作り上げます。
このような一面は、出会ったばかりのころは、とても魅力的に感じられ惹かれてしまう方も多いかも知れません。
惹かれてしまった状態で相手のことを客観的に見るのはとても難しくなりますので、客観的な第三者の意見というのは大事にしてくださいね。
また過去に同じような苦しい恋愛を繰り返してしまっているような方は、そういう相手に惹かれやすいという無意識のパターンを持っている可能性があります。
過去に何度も同じような苦しい恋愛、問題のある相手との恋愛を繰り返しているのに、繰り返しているということに気づいていない人が多くいらっしゃいます。
カウンセリングの中でお話を聞かせていただいて、「これまでも同じパターンでしたね。」とお話して初めて、気が付かれます。
それほど、無意識に繰り返してしまうのです。
問題のある相手を変えることは難しいですが、問題のある相手を選んでしまう自分は変えていくことは出来ます。
どんな些細なことでも構いません。一度、お話しにいらしてください。
③自分は特別な人間で、凡人には自分のことを到底理解できないと思っている
自己愛性パーソナリティ障害の人は、とにかく自分は特別であると思いたいので、周りと価値観が合わない、話が合わない原因を周りのせいにします。
周りが自分の凄さを理解できないせいだ、周りのレベルが低すぎるんだとして、周りを見下し、特別な高い地位にあるような人と関わりたがります。
自分と価値観が違う人のことは、受け入れずとことん見下すので、関係改善に取り組もうと思っても、被害者側に一方的に我慢を押し付けられてしまう場合がほとんどです。
一方的に我慢を強いられる状況を受け入れてしまうと、あなただけが苦しい状況を長期的に強いられることになってしまうので、ストレスにより、体調を崩してしまったり、鬱になってしまう方もいらっしゃいます。
④常に他者や世間から、過剰な賞賛を求める
自己愛性パーソナリティ障害の人は、他者からの評価や賞賛を欲しがり、自分の欲しい分の賞賛をもらえなければ、「お前はわかっていない、感謝が足りない。」などとして、相手を責めることもあります。
この気持ちの裏返しで、少し違う意見を言ったというだけで、過度に批判したととらえて、怒り出す人が居ます。
「私はこう思うよ。」と言っただけでも、「俺に不満なのか!」と話を大きくして、怒鳴り出す場合もあります。
ただ気持ちを伝えただけなのに、批判したと捉えられて怒られてしまうのは、とても辛いですね。
⑤自分の目的達成のために他者を利用する
自己愛性パーソナリティ障害の人は、自分の目的の達成のためなら、他者を利用するようなこともします。
そこに罪悪感はなく、自分のためならこのくらい当然だろと思っています。
夫婦間、恋人間ではあまりないかも知れませんが、職場や友人関係などでは、利用価値がなくなったと判断すると、相手との関係をばっさり終わられる場合があります。
奪われた時間や労力は返ってきません。搾取され続ける前に離れてくださいね。
⑥共感能力の欠如
自己愛性パーソナリティ障害の人は、他人の立場になって考えるという事が出来ず、他人の心の痛みに鈍感です。
他人に自分のことはわかってもらいたがりますが、相手の気持ちは分かろうとはしません。
そのため、相手を傷つけてしまっても、罪悪感をいだきません。
モラハラ被害者になりやすいタイプの人は、この逆で共感性が高いという特性があります。
相手の気持ちを思いやりすぎるがために、自分を傷つけてくるような人も無下にできず優しくしてしまいます。
世の中には、こういったタイプの人がいることも理解し、自分を意図的に傷つけてくるような人とは距離を置けるようになりましょう。
⑦他者に強烈な嫉妬をする、または周囲が自分に嫉妬していると決めつける
自己愛性パーソナリティ障害の人は、自分よりも収入や地位が高い人に対して嫉妬を感じます。
また、これまで見下してきた人が自分より先に出世したり、結婚することに対しても強い嫉妬を感じます。
自分の方が優れていると思っているのに、現実がそうでないことに苛立ちを覚えます。
しかし、自分が嫉妬をしていることに自覚はありません。
また、こういった気持ちの裏返しで、周囲が自分を嫉妬していると被害者ぶる人もいます。
⑧傲慢な行動や態度をとる
自己愛性パーソナリティ障害の人は、自分は特別な存在だと思い、周囲を見下しているので、自然と傲慢な行動や態度を取りやすいという特徴があります。
自分は周りより優れているので、こういった態度をとることすら当然であると本人は思っていますが、周りからの評価がこれに伴っていないため、独りよがりで傲慢な態度であるとしか言えません。
自己愛性パーソナリティ障害かどうかの判断は医師の診断を
自己愛性パーソナリティ障害ではないかと疑われる場合は、医師の診断を受けてください。とはいえ、「自分は異常ではない」と受けたがらないモラハラ加害者が多いので、困ったものですが、、、。
自己愛性パーソナリティ障害かどうか、診断が出来るのは医師のみです。
医師以外の人が判断をすることは出来ません。
相手は「〇〇である」と決めつけることで、状況を悪くしてしまうということもあります。
安易な決めつけをせず、目の前の相手をきちんと見るということが大事です。

相手を決めつけてしまうことで、相手の行動全てが悪意があるように見えてしまうということもあります。
これまでの関係性から心の拗ねが出てしまうと、嫌味な言い方をしたり、意地悪な対応になってしまったり、こういった態度がさらに2人の関係背を悪化させていきます。
自己愛性パーソナリティー障害の原因
自己愛性パーソナリティ障害の主な原因は、幼少期の育ち方にあると言われています。
1つは、愛されずに育ってしまうこと、もう1つは、過度に愛され過ぎて育ってしまうことです。
①愛されずに育つ
虐待、育児放棄など、愛されずに育ってしまうと、子供は、世界は危険な場所であると認識し、自分はありのままの自分では愛されないと思い込んでしまいます。
親から健全な愛で守られなかったので、自分の身は自分で守らなければならないと、必死で自分を守ろうとします。
親から得られなかった愛を、他の人からの賞賛や評価で得ようと、いい子の仮面をかぶったり、周りの注目を引くために、自分を過度に凄く見せようとします。
②愛され過ぎて育つ
過剰に愛され過ぎて育つ(過干渉)も自己愛性パーソナリティ障害の原因になります。
何でも母親が先回りしてやりすぎて、失敗や挑戦をさせないことで、自分では何もできない、自分は弱い存在だと思うようになります。
また、過度に甘やかされた環境では、我儘が全て通ってしまったり、傲慢で他者に共感を持たない態度が助長されてしまいます。
ありのままで愛されることと、甘やかされることは違うのです。
時には、失敗してしまったり、悪いことをしてしまって、怒られる、反省するという経験も健全な心を育むためには必要なことです。
避けては通れない親子問題
自己愛性パーソナリティ障害の被害者にとっても、幼少期からの成育歴(親子問題)は避けては通れない問題です。
相手に違和感を感じた時は、成育歴を聞いてみると、判断材料の1つになると思います。

”過度の決めつけ”には、注意したいですね。
成育歴に問題があったからといって、必ず自己愛性パーソナリティ障害になるというわけではありません。
目の前の相手を正しく見るというのが一番です。
幼少期からの成育歴(親子問題)は、自己愛性パーソナリティ障害だけでなく、依存体質やACの原因にもなります。
依存体質やACの方は、不健全な相手に惹かれやすいという側面があります。
ご自身の成育歴を振り返って、いわゆる機能不全家族で育ってきてしまったのかも知れないという方は、依存体質やACにより、不健全な相手に惹かれやすいのかも知れないという問題意識を持ってください。
これまでの恋愛を振り返って見てもわかりやすいと思います。
自己愛性パーソナリティ障害者を救いたくなってしまう、モラハラ被害者
自己愛性パーソナリティ障害者とモラハラ被害者は、まるで、磁石のS極とM極のように真逆の特性を持ち、真逆だからこそ、惹かれ合ってしまうという性質を持っています。
モラハラ被害者の人は、以下の7つのような特徴を持っています。
- 罪悪感を感じすぎる
- 自分の意見を通すより相手に合わせすぎる
- 自己肯定感が低すぎる
- 他人のために自分を犠牲にしすぎる
- 共感性が高すぎる
- 場の空気を読み配慮しすぎる
- 人の顔色を読みビクビクしすぎる
このような特徴を持つモラハラ被害者にとって、自己愛性パーソナリティ障害のモラハラ加害者の傲慢な態度は、時に”男らしい”、”頼もしい”一面にも見え、惹かれやすいですし、
他人を見下し、「お前のせいだ」という態度に対して、素直に「私が悪いのかも知れない。」と受け入れてしまいやすいのです。
また、共感性の高すぎるモラハラ被害者は、自己愛性パーソナリティ障害者の生い立ちの話を聞くと、一緒に心を痛め、救ってあげたくなってしまうのです。
このような、真逆の性質を持つ、自己愛性パーソナリティ障害のモラハラ加害者と被害者は、真逆だからこそ、相手に魅力を感じ惹かれあってしまうのですが、
不健全な形で惹かれ合っているので、お互いの悪い部分を相乗効果で発揮しあってしまい、一緒に居ることが苦しいことになってしまいます。
なぜ苦しい関係から抜け出せないのか
周りから見ると、なぜこんなに酷い相手なのに、苦しい関係を辞めようとしないのか、とても不思議に思えますが、被害者は、どうしても辞められないのです。
ご相談者さんの中には、最初は親身になって聞いてくれていた友人も次第に離れていってしまったという方が少なくありません。
こうなると、ますます問題のある相手との2人だけの関係性が強化されていくので、苦しいけど抜け出せない状況が進行していきます。
自己愛性パーソナリティ障害者を救おうとしていませんか?
「彼は治りませんか?」「私が救ってあげることはできませんか?」と、ご質問をいただくことがあります。
治るもしくは、少しでも改善する場合というのは、本人に自覚があり、本人から進んで改善に取り組むケースです。
ですが、こういったご相談をくださる方のお話をお伺いしていると、
本人には、全く自覚も改善の意思もなく、カウンセリングをすすめても行こうとしないと言います。
変わりたいと思っていない相手を変えることはできません。
カープマンのドラマの三角形
S・カープマンが開発した心理ゲームの概念です。
人間関係が拗れる時、私たちはドラマを演じています。
自己愛性パーソナリティ障害者と被害者も、この三角形の中でのドラマにはまってしまっているのです。
被害者は、被害者のポジションと救済者のポジションを行ったり来たりしながら、この三角形の関係性を保ちます。
この三角形の役割にはまってしまっている間は、ずっとこのドラマから抜け出せないのです。
抜け出す方法は、この三角形の役割を降りることです。被害者のポジションも救済者のポジションも手放す必要があります。
ドラマの三角形以外にも、人間関係でやってしまいがちな心理展開というのは、色々ありますが、いつも同じポジションに入りがちであるということが言えます。
救済者のポジションに入る人というのは、他の人間関係でも救済者のポジションに入りがちです。
根本の認知の歪みや思考の癖があるからこそ、展開されるドラマであり、同じポジションに入ってしまうのも、その癖が原因となっているからです。
”癖”ですから、改善していくことは出来ます。
自己愛性パーソナリティ障害者の支配から抜け出して笑顔を取り戻すために
自己愛性パーソナリティ障害の人との関係は、独特の魅力があり、とても刺激的で依存性が高い恋愛になりやすいです。
被害者さんは、相手のことを「酷い人だ。」と思うよりも、「なんとか救ってあげたい。」という感情になってしまう方がとても多いです。
ここから一人で抜け出すのは、とても困難で、周りの友人や家族の「やめた方がいいよ。」の言葉も届かなくなってしまいます。
しかし、どこかで抜け出していかないと、関係が長くなればなるほど、徐々に笑顔がなくなってきたり、表情がなくなってくるなど、周りから見ても、「おかしい」という変化、苦しそうで辛そうという変化が見た目でもわかるようになってきます。
場合によっては、鬱などの精神疾患になってしまう方もいらっしゃいます。
鬱になってしまってからでは、ますます抜け出すことへのハードルが上がってしまいます。
抜け出そうにも抜け出す気力がわかないのでは、どうすることも出来なくなってしまうのです。
自分に目を向けていきましょう
相手に目が向いている方が多いです。
相手はモラハラなのか?
相手はパーソナリティ障害なのか?
相手がどうであっても、今、目の前の苦しいという状況があります。
それをあなたはどうしていきたいでしょうか?
相手の課題について考えても、そこに解決策はありません。
相手の課題は相手のものだからです。
あなたは何が出来るのか。
あなたはどうしていきたいのか。
一緒に考えていきませんか?