モラハラと自己愛性パーソナリティ障害(自己愛性人格障害)【8つの特徴と12のチェックリスト】

自己愛性パーソナリティ障害
他者を見下すような態度があまりにも酷い。
違う考えを言うだけで過度に否定と捉えて怒り出す。
感謝の言葉や謝罪の言葉を言われたことがない。
全く気持ちに寄り添ってもらえない。

 

モラハラ行動の原因の1つに、自己愛性パーソナリティ障害(自己愛性人格障害)が隠れている場合があります。

 

自己愛性パーソナリティ障害の人は、自分に過剰な賞賛を求め、相手を過度に見下すため、極度のモラハラとなる可能性があります。

 

この記事では、自己愛性パーソナリティ障害について、8つの特徴と12のチェックリストをまとめました。

現状を知ることが、まずは大きな一歩です。

 

 

 

モラハラ加害者に多い自己愛性パーソナリティ障害(自己愛性人格障害)とは?

 

自己愛性パーソナリティ障害は、自己愛性人格障害とも呼ばれていますが、現在では、自己愛性パーソナリティ障害と呼ぶのが主流となっていて、この記事でも自己愛性パーソナリティ障害という表現でお話していきます。

 

自己愛性パーソナリティ障害の人は、自分は特別な存在だと感じ、他人からの注目や賞賛を求める反面、他人からの非難に過敏で傷つきやすいという特徴があり、人付き合いの中で問題が生じやすい場合があります。

 

自己愛性パーソナリティ障害の持つ、こういった特徴が、モラハラ行動の原因となることは多く、モラハラの原因が自己愛性パーソナリティ障害だったということはよくあります。

 

 

人間関係がうまく行きにくいという特徴がある、自己愛性パーソナリティ障害ですが、周りの人とうまくいかないのは、「周りのレベルが低いから」「周りが理解してくれないせい」などと思っていて、周りを見下し、自分に原因があるとは思わないので、友達が居ない(少ない)人が多いです。
自然と周りから人が離れていってしまいます。

 

あっこ
あっこ

相手の人柄を判断する材料の1つとして、周りの人間関係はよく観察してくださいね。

 

 

「彼には私しか居ない」という状況に嬉しさや救いたい気持ちが出てくる人は要注意

周りの人間関係がトラブルばかりで、友人があまりにも少ない、孤独な人を好きになってしまいやすい人は注意してくださいね。

依存体質やAC(アダルトチルドレン)があり、不健全な人を好きになってしまっている可能性があります。

「私しか彼を救える人は居ない。」という心境になるのは、健全な状況ではありません。
依存体質を克服して、相手の本質をしっかり見れるようになる必要があります。

 

依存体質やACが原因で、自己愛性パーソナリティ障害の人から選ばれやすい、
もしくは自己愛性パーソナリティ障害の人を選びやすい可能性があります。

 

相手がパーソナリティ障害なのではないかと気が付いた時に、このような一緒にいて苦しい相手と一緒にいることを選んでいる自分と一度向き合って欲しいのです。

ご自身の依存体質や、自己肯定感の低さが見つかってくるはずです。

 

もちろん、様々なご事情があり、すぐに別れられないという人も多くいらっしゃると思います。
別れる、別れないではなく、根本の依存体質や自己肯定感の低さの改善に一度目を向けていただけたらと思います。

こういったご自身の問題の改善に取り組んでいくことで、結果的に、経済力を持てるようになったり、相手から精神的に自立することで、離れる決断が出来るようになっていきます。

”結果的に”というのが大事です。

 

心の問題の根本が解決していったという証拠になります。

まるで自分が「別人のようになった」という感覚になる方もいらっしゃるかも知れません。

 

 

 

自己愛性パーソナリティ障害の8つの特徴

 

①誇大な自尊心

自己愛性パーソナリティ障害の人は、何の実績もないのに、自分が本気を出せば、なんでもできると思う傾向があります。

自分ほど優れた人間は居ないと思っていて、
「有名な〇〇さんの言っていることは、俺の言っている事と同じだ。」
「俺が本気を出せばこんなもんじゃない。」
ということもあります。

 

ですが、実際のところ、その言動には行動が伴いません。

 

また、実績もないのにアドバイスをしてこようとする人もいます。
「俺のアドバイスが一番正しいに決まっている!」と本人は思い込んでいるのでやっかいです。
いう事を聞かないと、「なぜ言った通りにしないんだ!」と怒り出す場合もあります。

 

口先だけ立派なことばかり言って、行動をしない人には注意したいですね。

 

自己愛性パーソナリティ障害の人の中には、実際に優れた能力や才能をを有しているタイプが多いのも事実です。優秀であるがゆえに、威張った態度が許される状況(社会的ポジション)にありそれが当然だと思っています。
しかし、それだけの実績があったとしても、それ以上に肥大化した自尊心があるため、本当の意味での尊敬や信頼は得られず、独りよがりな立ち位置になっていきます。

 

②自分の成功、権力、才能、愛に関して、理想的な幻想にとらわれている

自己愛性パーソナリティ障害の人は、目立ちたい、人から注目されたい、特別扱いされたいという思いが強すぎて、ブランドものなど高価なものを身に着ける傾向があります。

理想が高すぎて現実にそぐわないので、収入と不釣り合いなほどの金額をブランドものに使ったりします。

 

恋愛に関しても、とてもドラマチックな出会いを演じたり、2人の関係性に特別感を持たせるようなストーリーを作り上げます。

このような一面は、出会ったばかりのころは、とても魅力的に感じられ惹かれてしまう方も多いかも知れません。

惹かれてしまった状態で相手のことを客観的に見るのはとても難しくなりますので、客観的な第三者の意見というのは大事にしてくださいね。

 

また過去に同じような苦しい恋愛を繰り返してしまっているような方は、そういう相手に惹かれやすいという無意識のパターンを持っている可能性があります。

 

過去に何度も同じような苦しい恋愛、問題のある相手との恋愛を繰り返しているのに、繰り返しているということに気づいていない人が多くいらっしゃいます。

カウンセリングの中でお話を聞かせていただいて、「これまでも同じパターンでしたね。」とお話して初めて、気が付かれます。
それほど、無意識に繰り返してしまうのです。

問題のある相手を変えることは難しいですが、問題のある相手を選んでしまう自分は変えていくことは出来ます。
どんな些細なことでも構いません。一度、お話しにいらしてください。

 

 

③自分は特別な人間で、凡人には自分のことを到底理解できないと思っている

自己愛性パーソナリティ障害の人は、とにかく自分は特別であると思いたいので、周りと価値観が合わない、話が合わない原因を周りのせいにします。

周りが自分の凄さを理解できないせいだ、周りのレベルが低すぎるんだとして、周りを見下し、特別な高い地位にあるような人と関わりたがります。

 

自分と価値観が違う人のことは、受け入れずとことん見下すので、関係改善に取り組もうと思っても、被害者側に一方的に我慢を押し付けられてしまう場合がほとんどです。

 

一方的に我慢を強いられる状況を受け入れてしまうと、あなただけが苦しい状況を長期的に強いられることになってしまうので、ストレスにより、体調を崩してしまったり、鬱になってしまう方もいらっしゃいます。

 

 

④常に他者や世間から、過剰な賞賛を求める

自己愛性パーソナリティ障害の人は、他者からの評価や賞賛を欲しがり、自分の欲しい分の賞賛をもらえなければ、「お前はわかっていない、感謝が足りない。」などとして、相手を責めることもあります。

 

この気持ちの裏返しで、少し違う意見を言ったというだけで、過度に批判したととらえて、怒り出す人が居ます。

「私はこう思うよ。」と言っただけでも、「俺に不満なのか!」と話を大きくして、怒鳴り出す場合もあります。

 

ただ気持ちを伝えただけなのに、批判したと捉えられて怒られてしまうのは、とても辛いですね。

 

 

⑤自分の目的達成のために他者を利用する

自己愛性パーソナリティ障害の人は、自分の目的の達成のためなら、他者を利用するようなこともします。

そこに罪悪感はなく、自分のためならこのくらい当然だろと思っています。

 

いつも都合のよい時ばかり利用する。
感謝の言葉や謝罪の言葉がない。

という人は要注意です。

 

 

夫婦間、恋人間ではあまりないかも知れませんが、職場や友人関係などでは、利用価値がなくなったと判断すると、相手との関係をばっさり終わられる場合があります。

奪われた時間や労力は返ってきません。搾取され続ける前に離れてくださいね。

 

 

 

⑥共感能力の欠如

自己愛性パーソナリティ障害の人は、他人の立場になって考えるという事が出来ず、他人の心の痛みに鈍感です。

他人に自分のことはわかってもらいたがりますが、相手の気持ちは分かろうとはしません。

そのため、相手を傷つけてしまっても、罪悪感をいだきません。

 

モラハラ被害者になりやすいタイプの人は、この逆で共感性が高いという特性があります。

相手の気持ちを思いやりすぎるがために、自分を傷つけてくるような人も無下にできず優しくしてしまいます。

世の中には、こういったタイプの人がいることも理解し、自分を意図的に傷つけてくるような人とは距離を置けるようになりましょう。

 

 

⑦他者に強烈な嫉妬をする、または周囲が自分に嫉妬していると決めつける

自己愛性パーソナリティ障害の人は、自分よりも収入や地位が高い人に対して嫉妬を感じます。

また、これまで見下してきた人が自分より先に出世したり、結婚することに対しても強い嫉妬を感じます。

自分の方が優れていると思っているのに、現実がそうでないことに苛立ちを覚えます。

 

しかし、自分が嫉妬をしていることに自覚はありません。

また、こういった気持ちの裏返しで、周囲が自分を嫉妬していると被害者ぶる人もいます。

 

 

⑧傲慢な行動や態度をとる

自己愛性パーソナリティ障害の人は、自分は特別な存在だと思い、周囲を見下しているので、自然と傲慢な行動や態度を取りやすいという特徴があります。

自分は周りより優れているので、こういった態度をとることすら当然であると本人は思っていますが、周りからの評価がこれに伴っていないため、独りよがりで傲慢な態度であるとしか言えません。

 

 

自己愛性パーソナリティ障害かどうかの判断は医師の診断を

自己愛性パーソナリティ障害ではないかと疑われる場合は、出来れば医師の診断を受けてください。とはいえ、「自分は異常ではない」と受けたがらないモラハラ加害者が多いので、困ったものですが、、、。

相手は「〇〇である」と決めつけることで、状況を悪くしてしまうということもあります。
安易な決めつけをせず、(特に修復を望む場合は)目の前の相手をきちんと見るということが大事です。

 

 

自己愛性パーソナリティー障害の原因

 

自己愛性パーソナリティ障害の主な原因は、幼少期の育ち方にあると言われています。

1つは、愛されずに育ってしまうこと、もう1つは、過度に愛され過ぎて育ってしまうことです。

 

 

 

①愛されずに育つ

虐待、育児放棄など、愛されずに育ってしまうと、子供は、世界は危険な場所であると認識し、自分はありのままの自分では愛されないと思い込んでしまいます。

 

親から健全な愛で守られなかったので、自分の身は自分で守らなければならないと、必死で自分を守ろうとします。

親から得られなかった愛を、他の人からの賞賛や評価で得ようと、いい子の仮面をかぶったり、周りの注目を引くために、自分を過度に凄く見せようとします。

 

 

②愛され過ぎて育つ

過剰に愛され過ぎて育つ(過干渉)も自己愛性パーソナリティ障害の原因になります。

 

何でも母親が先回りしてやりすぎて、失敗や挑戦をさせないことで、自分では何もできない、自分は弱い存在だと思うようになります。

 

また、過度に甘やかされた環境では、我儘が全て通ってしまったり、傲慢で他者に共感を持たない態度が助長されてしまいます。

ありのままで愛されることと、甘やかされることは違うのです。

時には、失敗してしまったり、悪いことをしてしまって、怒られる、反省するという経験も健全な心を育むためには必要なことです。

 

 

避けては通れない親子問題

自己愛性パーソナリティ障害の被害者にとっても、幼少期からの成育歴(親子問題)は避けては通れない問題です。

相手に違和感を感じた時は、成育歴を聞いてみると、判断材料の1つになると思います。

 

あっこ
あっこ

”過度の決めつけ”には、注意したいですね。

成育歴に問題があったからといって、必ず自己愛性パーソナリティ障害になるというわけではありません。

 

目の前の相手を正しく見るというのが一番です。

 

 

幼少期からの成育歴(親子問題)は、自己愛性パーソナリティ障害だけでなく、依存体質やACの原因にもなります。

依存体質やACの方は、不健全な相手に惹かれやすいという側面があります。

ご自身の成育歴を振り返って、いわゆる機能不全家族で育ってきてしまったのかも知れないという方は、依存体質やACにより、不健全な相手に惹かれやすいのかも知れないという問題意識を持ってください。

これまでの恋愛を振り返って見てもわかりやすいと思います。

 

 

機能不全家族とは、虐待があった、親がモラハラだったなど、わかりやすいパターンだけではありません。

「育ててくれた親にはとても感謝しています。」こういう言葉が出る人は、たいてい自己肯定感が低いです。感謝しているのだから、親子関係は良好であると捉えてしまうと思いますが、実は問題が潜んでいます。

 

あっこ
あっこ

問題の根本を解決していくことで、不健全な相手を選ばなくなりますし、気づいた時に、きちんと相手から離れることが出来るようになります。

 

 

ここで、注意していただきたいのが、一度でもターゲットになってしまった場合、加害者のマインドコントロールにより、あなたの認知が歪んでいる可能性です。

つまり、問題のある相手と別れて終わりではないということです。

 

別れた後こそ、しっかり自分と向き合っていく必要があります。

別れた後に、すぐに新しい人とお付き合いする場合は、特に注意が必要です。また同じ問題を繰り返す可能性が非常に高いです。

 

本当の意味で、よい相手(健全な相手)と出会える時というのは、あなたが依存体質や被害者体質を克服して、一人でも幸せに生きられるという自立が出来た時です。

 

あっこ
あっこ

「今も幸せだけど、一緒に居れたらもっと幸せ」というのが、健全な関係です。
不健全な関係を作る人というのは、「今が辛いから、誰か私をここから救って幸せにして」という心境で居ることが多いです。

依存しやすい人の特徴でもあります。

 

 

 

自己愛性パーソナリティ障害12のチェックリスト

自己愛性パーソナリティ障害について、簡単なチェックリストを準備しました。

少しでも心当たりのある方は、まずはチェックリストためしてみてください。

 

  1. プライドだけは異常に高い
  2. 思い通りにならないとイライラする
  3. 他人を見下している
  4. 周りに賞賛してもらえないと不満
  5. 些細なことで馬鹿にされていると感じ怒り出す
  6. 嘘をつくことに罪悪感がない(嘘をついている認識もない)
  7. 自分が絶対に正しいと思い込んでいる
  8. 自分と違う考え方や価値観は非難する
  9. 見栄っ張りである
  10. 外面がいい
  11. 自分のしたことを棚にあげ自分の方が被害者だと主張する
  12. 弁がたつ(口が達者)

 

モラハラ被害者さんは、優しすぎるので、自分のされたことに対しては、”この程度のこと”と、甘く考えがちです。

「やっぱりおかしいのかも知れない」と、思った段階では、自分が認識できている以上に、酷い状況になっていたという場合がほとんどです。

 

あっこ
あっこ

すでに当たり前になっていることに対して、「やっぱりおかしいのかも知れない。」と気が付いていくことは、とても難しいことでもあります。

些細なことかも知れないと、ご相談することを遠慮してしまう方もいらっしゃるようですが、いつでもお話しにいらしてくださいね。

 

ご相談することに迷っているあなたへ

「緊張します。」とメールをくださる方もいらっしゃいます。

お話しに来ていただいたらわかりますが、お電話が終わるころには、「こんなに沢山自分のことを話したのは久しぶりです。」と、すっきりされる方が多いですよ。

自然と沢山お話できますから、安心してくださいね。

 

 

自己愛性パーソナリティ障害者を救いたくなってしまう、モラハラ被害者

自己愛性パーソナリティ障害者とモラハラ被害者は、まるで、磁石のS極とM極のように真逆の特性を持ち、真逆だからこそ、惹かれ合ってしまうという性質を持っています。

 

モラハラ被害者の人は、以下の7つのような特徴を持っています。

  1. 罪悪感を感じすぎる
  2. 自分の意見を通すより相手に合わせすぎる
  3. 自己肯定感が低すぎる
  4. 他人のために自分を犠牲にしすぎる
  5. 共感性が高すぎる
  6. 場の空気を読み配慮しすぎる
  7. 人の顔色を読みビクビクしすぎる

 

参考記事
【モラハラ被害者の特徴】モラハラ被害者にになりやすい人の7つの特徴
【モラハラ被害者になりやすい】アダルトチルドレン(AC)とは

 

このような特徴を持つモラハラ被害者にとって、自己愛性パーソナリティ障害のモラハラ加害者の傲慢な態度は、時に”男らしい”、”頼もしい”一面にも見え、惹かれやすいですし、

他人を見下し、「お前のせいだ」という態度に対して、素直に「私が悪いのかも知れない。」と受け入れてしまいやすいのです。

 

また、共感性の高すぎるモラハラ被害者は、自己愛性パーソナリティ障害者の生い立ちの話を聞くと、一緒に心を痛め、救ってあげたくなってしまうのです。

 

このような、真逆の性質を持つ、自己愛性パーソナリティ障害のモラハラ加害者と被害者は、真逆だからこそ、相手に魅力を感じ惹かれあってしまうのですが、

不健全な形で惹かれ合っているので、お互いの悪い部分を相乗効果で発揮しあってしまい、一緒に居ることが苦しいことになってしまいます。

 

なぜ苦しい関係から抜け出せないのか

周りから見ると、なぜこんなに酷い相手なのに、苦しい関係を辞めようとしないのか、とても不思議に思えますが、被害者は、どうしても辞められないのです。

共依存の状態であるとも言えますし、それだけ強い洗脳状態であるとも言えます。

 

ご相談者さんの中には、最初は親身になって聞いてくれていた友人も次第に離れていってしまったという方が少なくありません。

こうなると、ますます問題のある相手との2人だけの関係性が強化されていくので、苦しいけど抜け出せない状況が進行していきます。

 

問題のある相手と離れられない理由を、被害者さんは沢山説明してくれますが、問題の根本はそこではありません。

相手や環境や状況に、答えはないのです。

 

問題の根本と向き合って、苦しい状況から抜け出しましょう。
まずは、あなた自身の問題の根本と向き合うことで、状況は自然と改善していくことが出来ます。

 

 

自己愛性パーソナリティ障害者を救おうとしていませんか?

「彼は治りませんか?」「私が救ってあげることはできませんか?」と、ご質問をいただくことがあります。

 

治るもしくは、少しでも改善する場合というのは、本人に自覚があり、本人から進んで改善に取り組むケースです。

ですが、こういったご相談をくださる方のお話をお伺いしていると、
本人には、全く自覚も改善の意思もなく、カウンセリングをすすめても行こうとしないと言います。

変わりたいと思っていない相手を変えることはできません。

 

時々、友人などのアドバイスで、
「そういう相手だからこそ、あなたが救ってあげるべき。」というようなお話をお伺いしますが、
とんでもないです。

あなたが尽くして、救ってあげられるのなら、これまでの関係性の中で、もう相手は改善が見られているはずです。

あなたの心が壊れてしまいます。

 

カープマンのドラマの三角形

S・カープマンが開発した心理ゲームの概念です。

 

人間関係が拗れる時、私たちはドラマを演じています。

自己愛性パーソナリティ障害者と被害者も、この三角形の中でのドラマにはまってしまっているのです。

被害者は、被害者のポジションと救済者のポジションを行ったり来たりしながら、この三角形の関係性を保ちます。

この三角形の役割にはまってしまっている間は、ずっとこのドラマから抜け出せないのです。

抜け出す方法は、この三角形の役割を降りることです。被害者のポジションも救済者のポジションも手放す必要があります。

 

パーソナリティ障害をあまくみてはいけません

本音を申し上げますと、特に相手がパーソナリティ障害であるとはっきり診断が出ているような状況で、相手のが自ら進んで改善に取り組んでいる(カウンセリングなど専門機関に通う)のでない限り、1秒でも早く離れた方がいいです。パーソナリティ障害をあまくみてはいけません。普通の人がかかわって何とかできる相手ではないと思ってください。
あなたがボロボロになってからでは、あなたの人生の立て直しが難しくなってしまいます。

 

パーソナリティ障害のターゲットになってしまった方のご相談で多いのが、「別れたいのに、別れられない」というものです。

強い共依存状態におちいっている方が少なくありません。

「酷いことをされているのはわかっているけれど、それでも好きだし、相手が変わってくれるためならなんでも努力します。」と、泣きながらお話されます。

それほど、強い洗脳状態にあるのです。

 

”酷いことをする相手と別れたくない”と思ってしまうのは、とても危険な状態です。

 

自己愛性パーソナリティ障害のような相手との恋愛は刺激が強く、とても依存性が高いのです。

 

 

 

自己愛性パーソナリティ障害者と別れる時の注意点

別れる時には、注意が必要です。

最後まで相手と向き合って、きちんと話し合って理解しあって別れたいと望む方も多いのですが、それは不可能である場合がほとんどです。

状況によっては、逃げるという選択肢も持ってくださいね。

 

 

自己愛性パーソナリティ障害者の支配から抜け出して笑顔を取り戻すために

自己愛性パーソナリティ障害の人との関係は、独特の魅力があり、とても刺激的で依存性が高い恋愛になりやすいです。

被害者さんは、相手のことを「酷い人だ。」と思うよりも、「なんとか救ってあげたい。」という感情になってしまう方がとても多いです。

ここから一人で抜け出すのは、とても困難で、周りの友人や家族の「やめた方がいいよ。」の言葉も届かなくなってしまいます。

 

しかし、どこかで抜け出していかないと、関係が長くなればなるほど、徐々に笑顔がなくなってきたり、表情がなくなってくるなど、周りから見ても、「やっぱりおかしいな??」という変化、苦しそうで辛そうという変化が見た目でもわかるようになってきます。

 

自己愛性パーソナリティ障害というのは、あなたが思っている以上に大変な相手だということを知ってください。

頭もよく洗脳力が高いですし、豹変した時の暴れ方も激しく危険です。

 

場合によっては、鬱などの精神疾患になってしまう方もいらっしゃいます。

鬱になってしまってからでは、ますます抜け出すことへのハードルが上がってしまいます。
抜け出そうにも抜け出す気力がわかないのでは、どうすることも出来なくなってしまうのです。

 

勇気を出して一度、お話をしに来てください。

「まだ好き。」「別れたくない。」、、、
「、、、でも本当は、別れた方がいいのかも知れない、、、」

気持ちが揺れ動いたままで大丈夫です。

 

あっこ
あっこ

いつでもお話しにいらしてくださいね。

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