♦幸せになれると思っていたのに、苦しい気持ちばかりが募る。
「望んでいた”結婚”が出来たはずなのに、なんか違う。」
そう感じてしまう方は、結婚をゴールにしてしまっていたケースが多いです。
結婚以外にも、恋人、子供、仕事、お金、様々なものに置き換えることが出来ます。
「〇〇さえ手に入ったなら」
誰でも一度は、感じたことがある思考かも知れませんね。
でも、この〇〇が手に入ったのに、なぜか幸せにはなれなかった、それはなぜでしょうか?
今回は、結婚を例にお話をしていきますが、他のものに置き換えて考えていただいても、ヒントになる部分はあるかと思います。
ぜひ読んでみてください。
「こんなはずじゃなかった」とならないために大切なこと

結婚は目的ではなく過程です。
結婚するから幸せになれるのではなく、目の前のパートナーといい関係でいるから幸せなのです。
お互いにいい関係で居続けるためには双方の努力と思いやり、歩み寄りです。
“双方の”です。
結婚に関しては、特に女性は、年齢による結婚のプレッシャーが大きく、”結婚”という形にとらわれ過ぎてしまっている場合もあります。
そのため”結婚”さえすれば幸せになれるかのような錯覚にとらわれ過ぎてしまう危険があるなと感じています。
ですが、実際のところ、結婚しても自動的に幸せになれるなんてことはないのです。
幸せになるためには、継続的な努力が必要になります。
「結婚は、ゴールでなく、過程であり、そのあとの生活の方が長いんですよ。」
と、お伝えしています。
もともとは赤の他人だった人と、”家族”になっていくための生活が始まるのです。
価値観の違いや、生活習慣の違い、考え方の違い、色々な問題が出てきて当然です。
そのたびに、お互いに話し合い、歩み寄り、お互いを尊重しあえるか。
そういう相手かどうかがとても大切です。
お付き合いの段階から、
- 一方的に怒鳴られている
- 価値観を押し付けられている
- 人格を否定されている
- あまりにもぶつかりあい喧嘩になることが多すぎる
もしも、こういった関係になっていらしゃるのなら、
そういう相手と、今後何十年、お互いの幸せのために継続的に努力できそうか?と
一度立ち止まる時間を持っていただきたいなと思います。
様々なご相談をお伺いしている中で、
「結婚したら変わってくれると思ったけど、何も変わらなかった。(むしろ酷くなった)」
というご相談は、よくいただきます。
”結婚したら、自動的に変わってくれる”ということは、あり得ませんので、一度立ち止まってくださいね。
人はいつからでも、変わることが出来ると思います。
しかし、それは本人が、本気で変わりたいと願い、継続的、能動的に努力を継続できる場合です。結婚や出産など外側の要因で、自動的に変わってくれるということは、ないと考えて頂いた方がよいかと思います。
「今この人を逃したら、次に相手が現れるかどうかわからない。」
こういった不安に負けそうになり、別れられないという方が多いです。
ですが、ここで勇気をださなければ、この先何十年も苦しみ続けてしまうかも知れません。
「この人となら、一緒に幸せを作っていける」
そういう人と一緒に居てくださいね。
支配的な人、威圧的な人と一緒に居ると、自然と思考力を奪われていってしまいます。
いつも怒られたり、説教をされ続けていると、自分が間違っているのではないかという思考になってしまうのは、当然のことなのです。
- 常識的に〇〇でしょ?
- 〇〇するのは当たり前でしょ?
- あなたそんなんで社会的にとても恥ずかしいよ?
こういった言葉で、まるで自分がとても常識はずれで恥ずかしい存在なんだと思い込んでしまいます。
ですから、当然周りの人へも相談しにくくなっていきます。
しかし、それは、本当に相手が主張するような”世間一般的な常識”なのか?というのを考え直してくださいね。
相手の価値観を押し付けられているだけにならないように注意してください。
「こんなはずじゃなかった」とならないために、きちんと自分の価値感で選べる人になりましょう。
相手の価値基準を受け入れるかどうかも選べます。
相手と今後も一緒にいるかどうかも選べます。
あなたの基準で選んでくださいね。