必要のない罪悪感を感じすぎてしまう人
必要のない罪悪感を過度に感じすぎてしまう人がいます。
モラハラ被害者になりやすいタイプの人は、罪悪感を感じすぎるという人は多いように思います。
例えば、離婚しようと思う時に罪悪感を感じるという人は多くいらっしゃいます。
モラハラ加害者は、様々な面で問題を抱えている人が多いので、その尻拭いをしながら生活していると
「私が居なくなってしまうと、この人は大丈夫なんだろうか?」
という、気持ちになってしまいますね。
あなたが居てくれたからこそ、かろうじて色んなことのバランスが保たれていたものが、一気に崩れてしまうかも知れません。
- ご近所との関係は大丈夫だろうか?
- またどこかでトラブルをおこしてこないだろうか?
- 食事を食べられるだろうか?
- 掃除は出来るだろうか?
- お金の管理は出来るだろうか?
様々なことがまわらなくなるだろうなということが推測できるのに、それを放って、離婚をするということに罪悪感を感じてしまうとお話される人が少なくありません。
さらに、いざとなると、
「〇〇してくれた。」
という優しいエピソードばかりが頭にうかんできます。
こんなに優しかった人をモラハラにしてしまったのは、私なんじゃないかと思ってしまったり、優しさをちゃんと受け入れてあげられなかった私はなんて酷いことをしているんだと自分を責めてしまったり。
罪悪感に胸がいたくなってしまいますよね。
罪悪感を感じすぎる人というのは、本来なら罪悪感を感じる必要のないところでも罪悪感を感じてしまいます。
例えば、友人と会う約束をしていた日に、たまたま雨だっただけで、罪悪感を感じる人がいます。
雨が降ったのは誰のせいでもないですし、1か月前からの約束であったなら、ほぼ予測も不可能ですし、友人はもしかしたら雨でよかったと思っているかも知れません。
友人がどう感じているかは、わからないのに申し訳ないと決めつけて、会った時に、「雨なのにごめんね」と謝ってしまう人までいます。
もちろん、この友人が健全な大人であるなら、あなたのことは責めないですし、怒ったりもしないはずです。
誰のせいでもないですし、あなたに会いたくて来ているはずですから、会えたことを嬉しいと伝えてくれるかも知れませんね^^
罪悪感を持つ必要のないところで、持ってしまうと、相手が良い人であればいいのですが、そうでない人もいますので、人間関係に弊害がおきてきます。
やはり、モラハラ加害者のような人には、そこに付け入られやすいですし、相手のモラハラ性を引き出して、不健全な人にしてしまうこともありますので注意したいですね。
モラハラ加害者は、「こんな日に会うなんてひどい奴だ」とあなたのせいにするかも知れません。
こういわれることで、さらに罪悪感を強めてしまいます。
必要のない罪悪感を感じすぎてしまうあなたと、相手の罪悪感を利用して責める人がマッチングしてしまうことで、お互いの関係性は、悪い方向に深まっていってしまいます。
加害性のある人(他人)を変えることは出来ないので、あなた自身が、過度に罪悪感を感じてしまうタイプかも知れないと思ったら、必要のない罪悪感を少しずつ手放していきましょう。
自分のせいでないことまで、自分のせいにしないことです。
謝る必要のないところで謝らないというのも大事ですね。
もちろん、根本の部分の問題として、自己肯定感の問題は避けて通れないかと思います。
「すみません。」が口癖の人は、だいたい「ありがとう」に言い換えられますので、
「ありがとう」にしてみるのもいいですね。
謝る必要のないところで謝るというのは、自ら進んで上下関係を作ってしまうことがあります。
もちろん、自分を下げるということです。
注意していきましょうね。