♦夫婦喧嘩が増えてきた。
♦相手にイライラしてしまうことが多くなった。
夫婦関係は、いったんこじれだすと、お互いの気持ちはとても複雑にすれ違ってしまいます。
本当は、こんな形は望んでいないのに、気が付いたら嫌味ばかり言ってしまう、喧嘩ばかりしてしまう。
夫婦というのは、一番距離の近い他人だからこそ、
自分の心の問題を相手に投影しやすくもなってしまいます。
表面的な部分でいうと、コミュニケーションミス。
些細な言葉のすれ違いであったり、伝え方や受け取り方のお互いの違いからのすれ違い。
しかし、そうなってしまう根本に心の問題があります。
モラハラさえ治ったなら、、、
モラハラさえ治ったなら、、、そう考えたことがある人もいらっしゃると思います。
一度は好きになって結婚(交際)した相手です。
出来れば一緒に居たい、一緒に幸せになりたいと考えるのは当然のことですね。
子供が居るという状況ならなおのこと、そう簡単には関係を壊したくないと思うこともあります。
しかし、我慢を続けた結果、状況がどんどん悪くなり、「こんなことになるなら、もっと早くに行動できていれば。」と悔やまれる方が多いのも事実です。
モラハラ加害者との夫婦関係の修復改善に取り組もうと思った時、相手がどういう人なのかというのは、しっかりと見なくてはなりません。
状況によっては、修復を望む場合でも、修復をおすすめできないケースもございます。
ですが、場合によっては、コミュニケーションのすれ違い、ボタンの掛け違いのようなことが積み重なった結果、うまくいっていないというケースも考えられます。
お互いの心の問題を相手に投影して、心がチクチク痛む関係性になってしまうこともあります。
自分自身の心の土台を整えることで、
これまで問題だと思っていた(自分が過度に反応していた)ことが、問題でなくなったり、
まるで相手が別人に変わったように感じる場合もあります。
双方に作り上げている関係性ではありますが、
自分が取り組むべきは、まずは自分自身の問題であるということです。
もう一度、相手との良い関係を取り戻したいと思うなら、、、
拗れた関係からの修復を目指す場合、まず向き合っていただきたいのが、ご自身のお気持ちです。
- 相手が〇〇だから
- 相手が〇〇したから
- 相手の〇〇のせいで
というお気持ちを強く持ちすぎ、”相手のせいで”今の状況があるのだという思考からは、離れて行かなくてはなりません。
相手はコントロール出来ないというのが大前提であり、また「相手のせいで」という思考があなたを被害者のポジションにさせ、主体性を持って改善に取り組めなくなります。
「相手の〇〇」も原因の1つとしてあるかも知れませんが、そこを責めることは、修復とは逆の道へ進むことになってしまいます。
モラハラや共依存関係にある方の場合は、修復と言っても注意が必要です。
被害者側が「別れたくない」と感じているのは、健全な意味での修復ではなく、不健全な依存関係を続けたいと思っているだけの可能性があります。
いずれにしても、お客様の個別のご事情により、ケースバイケースであるということです。
相手のせいにしない当事者意識が大事なケースもあれば、自分のせいでという当事者意識が強すぎることがかえって悪影響になることもあります。
夫婦関係改善のためには、自分の心の土台を整える
全ては、心の土台の上に積みあがっていきます。
根本の改善には、心の土台を整えることが大事です。
コミュニケーションの改善。
- 言い方を変えてみる。
- 受け取り方を変えてみる。
というような、情報も多くあります。
もちろん、これらで効果がある方は、実践していただけたらいいのですが、
- そういう言い方になってしまう根本の原因は?
- そういう受け取り方になったしまう根本の原因は?
というところを考えた時に、心の土台にいきつきます。
特に、
- いつも同じパターンを繰り返している
- 他の人とも似たような恋愛を繰り返している
と言う方は、心の土台のところにそのパターンを繰り返さなけければならない思い込みを抱えています。
正しい自己開示と他者受容
よい関係性を作っていくためには、お互いに、自己開示と他者受容を進めていくことが必要です。
もちろん、出会った瞬間から全てを開示していくのは難しいですし、相手の全てを受け入れることも難しい。受け入れられるほど全てを知ってもいません。
徐々に自己を開示していきながら、同じだけ他者(相手)のことも受け入れていきます。こうしてお互いの理解を深め合いながら関係性を深めていきます。
依存体質の方は、いきなり相手とくっつきすぎてしまいます。
自分の全てを受け入れてもらうことを強要し、相手の全てを知りたいと望みます。
また、依存体質の方は、本当の意味での自己開示が出来ません。相手に嫌われてしまったら困るという気持ちが根底にあるからです。
相手が求めているであろう自分を相手に見せるのです。
これだと、当然ですが、本来の自分ではないので、どこか無理をしてしまい、長期的には苦しさを感じてしまいます。
深い関係性を作りにくくなりますし、相手は”あなた”を見せてくれることを望んでいるのに、見せてもらえないというところに、寂しさを感じるかも知れません。
せっかく健全な相手と出会えても、こうして関係性が続かなくなり、離れていってしまうこともあります。
自己開示が出来ない人は、自己受容が出来ていません。
自己受容が出来ていないと、他者受容も出来ません。
勝手に、相手がわかってくれないと決めつけたり、相手の欠点ばかり目についたりします。
どちらのパターンも、問題の根本は、目の前の相手ではありません。
相手を変えてもまた同じような問題を繰り返すことが多いです。
正しい自己開示と他者受容が出来るようになるためには、自己受容がスタートです。
他者との健全な関係性の前に、自分との健全な関係性を作れるようになっていく必要があります。
自己犠牲体質の改善
相手を受け入れたいという思いや、献身的な一面が行き過ぎると自己犠牲になってしまいます。
相手のために行動できることが悪いとは言いませんが、自己犠牲の上に成り立ってはいけません。
我慢はいつか限界がきます。
夫婦関係が拗れることの原因は、小さな我慢の積み重ねであることも多いのです。
自己犠牲をして我慢を重ねている方は、少しずつストレスが蓄積されていきますが、
一方で、されている側は、あなたが好きでやっていると思っていたり、気にも留めていないという場合もあります。
この認識の差は、のちに大きな亀裂となります。
「なんで私ばっかり!!」
と、爆発してしまう原因は、自分が勝手に我慢をしていることだったりします。

「爆発する」というのは、その前の段階から、感情を沢山ためこんできたということです。
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「相手が〇〇してくれたら」の罠
修復を考えた時に、つい「相手が〇〇してくれたら、いいのに、、、」という考えを持ってしまう事があります。
変えられないもの=相手 にフォーカスするのではなく、
変えられるもの=自分 にフォーカスしていかなければ、現状は変えていくことが出来ません。
何も変えなければ、これからも何も変わらず、これまで通りの関係性が続きます。
もしくは、関係性が悪化していくという可能性もあります。
相手が〇〇してくれるのを待つのではなく、自分から能動的に取り組んでいきましょうね。

こういったお話をすると、「相手に負けたような気がして悔しい。」と言う方もいらっしゃるのですが、勝ち負けで競うものではありません。
パートナーは敵ではなく、共に歩く人です。
勝ち負けではなく、歩み寄りですよ。
相手に過度に求めすぎてはいませんか?
- もっと私を認めてよ。
- もっと私を愛してよ。
- もっと優しくしてよ。
もっともっとと相手に求めてしまうと、相手も苦しくなってしまいます。
〇〇して欲しいなと言う気持ちを伝えることは構いませんが、それをすることを相手に強要することはできません。
こういった人は、自分を自分で満たすことが出来ず、依存傾向が強い人が多いです。
まずは、自分で自分を満たして、精神的に安定した状態になることです。
健全な関係性というのは、お互いに精神的に自立し、安定していないと成り立ちません。
無意識のマイルールを相手に押し付けていませんか?
あなたが無意識を意識しない限り、それはあなたの人生を支配する。
そしてあなたは、それを運命と呼ぶ。
有名な心理学者ユングの言葉です。
私たちは、無意識にマイルールというものを持っています。
それは、生まれ育った環境の中で作られていく場合がほとんどです。
例えば、「食事は必ず家族そろって食べるものだ。」というルールの中で育ってきた人は、それをマイルールとして、相手に当然のように求めてしまうことがあります。
しかし、人によっては、「食事は好きな時間に自由に食べるものだ。」と思っている人もいます。
当たり前ですが、あなたのマイルールと相手のマイルールは違います。
無意識に思い込んでいる「〇〇でなければならない。」が火種となって喧嘩やすれ違いに発展してしまうこともあります。
夫婦として、2人の新しいルールを、双方の歩み寄りで作っていく必要があります。

勝手に決めつけず、伝えあいましょう。
「私は、〇〇だと思っているけど、あなたはどう?」
たった、これだけの言葉を伝えられるだけで、お互いの理解を深め合うことができます。
愛の形は人それぞれ
よくある男女のすれ違いで多いのは、
男性は家族のために一生懸命働くのが愛情だと思っていて、忙しく仕事をする、一方で女性は、それよりも家族との一緒に過ごす時間が愛情だと感じていて、家庭をかえりみない男性に不満を持ってしまう
というもの。
こういったすれ違いも、コミュニケーションで解決していくことが出来ます。
お互いに、今どんな気持ちでいるのか、何を愛情表現としているのか伝え合るだけで解決できるのです。
愛情の形は人それぞれです。
ですから、勝手に相手は、愛してくれてないんだと決めつけてすねない事。
伝え合うことが大事です。
相手の愛の形を受け入れられない時
モラハラ加害者は、長時間の説教を「お前のため(愛)だ!」というかも知れません。ですが、こういった愛の形は健全ではありませんね。受け入れられない愛の形を受け入れる必要はありません。
歪んだ愛の形を愛だと思い込んでいませんか?
歪んだ愛の形を愛だと主張する人が居る一方で、歪んだ愛の形を愛だと受け取ってしまう人がいます。
例えば、束縛されることが愛されている証拠だと感じてしまう。
DV被害者の方は、殴られることが愛だと洗脳されている場合もあります。
健全な愛情というのは、相手の行動や思考を制限しません。
「〇〇でなければならない。」という形であなたを縛り付けたりはしません。
一日でも早く卒業していきましょうね。
勝手にこじらせていませんか?
勝手にこじらせる人が多いですね。
感情を自分の中にためこんで、我慢して、我慢して爆発させるように相手に伝えるから、うまくいきません。
こじらせる前の素直な本音を伝えるコミュニケーションをしてくださいね。
無意識に、相手の問題に勝手に踏み込んでしまう、相手にも自分と同じようにしてもらいたがる(コントロールの気持ち)があると、相手に過度の期待感を持ってしまい、勝手に裏切られたような気持になってしまいます。

「どうしてわかってくれないの?」「どうしてやってくれないの?」と怒り出す前に、そうして欲しい事を伝えるというコミュニケーションが抜けている場合があります。
相手からすると、突然怒られて意味が分からない状況になりますので、注意してくださいね。
どうしても素直になれないあなたへ
素直に気持ちを伝えるのが苦手、何か伝えようとすると、どうしても嫌味ぽくなってしまい、喧嘩になりやすいという方へおすすめしています。

伝えにくい事を伝える時には、横に並んで座って伝えてください。
ついでに〇〇しながら伝えられるとさらにいいのですが、、、これはなかなかハードルが高いって言うお客様が多いですね(汗)
そんなに難しいことではないのですけど、、、恥ずかしいのかも知れません。
夫婦関係がうまくいかない。相手はモラハラなのかも知れない。
もしかすると、モラハラ化させているという可能性もあるのです。
〇〇だからと決めつけずに、まずは相手をちゃんと見てコミュニケーションをとれるようになっていくことが大事です。
モラハラ加害者との関係修復
お客様の中には、相手がモラハラ気質であることは、理解しながらも、関係を続けていくことを希望される方もいらっしゃいます。
モラハラ = 離婚 である必要はありません。
もちろん、相手の性格や、人格の歪みがどの程度のものであるかにより、ケースバイケースではありますが、状況を少しでも良くしていくために、取り組んでいけることは沢山あります。
どこまでの修復、良好な関係を望めるかというのは、相手次第で難しいところもありますが、少なくとも、あなたばかりが一方的に攻撃され続け、今にも心が壊れそうな状況というのは、脱却していく必要があります。
夫婦関係の修復・改善コツまとめ
今回は、夫婦関係の修復・改善のコツについて、まとめてみました。
ご夫婦だけでなく、恋人同士の方にも参考にしていただけたかと思います。
相手は変わらないかも知れません。
ですが、あなたが変わることで、あなたが楽になります。

個別のご事情については、ご相談ください。
詳しくお話をお伺いさせて頂きながらでないと、お話できないことがあります。
全員に共通する改善策、「〇〇さえやっておけばいいよ」というような魔法の薬は存在しないのです。
もうあなたが我慢するだけの苦しい関係はやめましょうね。
関係の修復・改善には、時間がかかることもあります。
結果を焦らないことです。
いい時もあれば、悪い時もあるのが夫婦です。
揺れ動きの中で、少しでもいい状況を定着させていけるよう、長期的に取り組むことに目を向けてくださいね。