♦一歩踏み出したいが勇気が出ない。
♦いざ離婚と思うと罪悪感で苦しくなる。
離婚すべきか修復すべきか多くの人が悩まれます。

結婚の数だけ物語があり、離婚の数だけ物語があります。
正解がないからこそ、自分で決めていくことが大事です。時間はかかって当然です。
はっきりできないまま過ごす時期もあると思います。
正解がないからこそ、悩んでしまいますよね。
離婚したいと思って結婚する人は居ません。
だからこそ、出来ればなんとか頑張れないかと最後の最後まで悩みます。
でも、それでも「修復に向けて頑張ろう」と決めきれない、辛さがあるのだと思うのです。
「離婚」という言葉が頭に浮かんだ時、そこには間違いなく「離婚したい」と感じたあなたの気持ちがあります。
離婚したいと思ってしまうほどに、辛い、苦しい、悲しいと感じたあなたの気持ちがあるはずです。
まずは、その気持ちに寄り添ってあげてくださいね。
モラハラ加害者との離婚、なぜ答えが出ないのか
離婚か修復か、これまでどれだけの時間をかけて悩んできましたか?
半年、1年、なかには〇十年という方もいらっしゃるかも知れませんね。
もしも、長い間一人で悩み続けてきて答えが出ていないのなら、一人で答えを出すのが難しい状況なのだと思います。
モラハラ加害者により、思考力を奪われていたり、洗脳により自信を失っている場合、自分で正解を決めていくという決断が出来ません。
離婚か修復かというのは、人生の中でとても大きな決断の1つです。
モラハラ加害者の支配の中で、この問題を抱えている状態は、きっと毎日不安でいっぱいではないかと思います。
あまりの辛さに「離婚したい」と願ってみたり、離婚後の不安に「やっぱり出来ない」と怖くなってしまう。
この繰り返しで、心身はさらに疲弊していきます。
どうしても、ぐるぐる悩んでしまうことから抜け出せないという人は、何か1つ小さなことでいいので行動にうつしてみてください。
今までやってこなかったことで、今一番出来そうなことからで大丈夫です。
例えば、誰かに相談してみるというのも1つです。
カウンセリングで言うと、傾聴してもらうというのはとても有効です。

気持ちが整理されて、今まで決められなかったことを決めていく勇気が持てるようになります。
その他、専業主婦の方であれば、まずはパートに出てみる。
パート以外でも趣味などの習い事に行ってみるなど、今まで持ってなかった外との接点を持ってみてください。
外の世界を知ることで、視野が広がります。
モラハラ加害者と離婚したい理由はなんですか?
離婚したいと思うほどの、辛さがあるはずです。
- 不倫・浮気
- 風俗
- 暴言・暴力
- 会話が嚙み合わない
- 価値観の相違
「このくらい、些細なことなのかも知れませんが、、、」と、遠慮がちにお話しされる方もいらっしゃるのですが、どんなことであっても、”些細なこと”ではないと私は思っています。
そのことで、ずっと悩んで苦しんできた、それが”些細なこと”なはずはないのです。

悩みに大きいも小さいもありません。”些細なこと”と、遠慮しないでくださいね。
モラハラ加害者の支配や洗脳の中で、上記の離婚したいと思った出来事を気にしてしまう自分が悪いと思い込んでしまっている方も少なくありません。
- 浮気をしたのは、お前のせいだ。
- 風俗いったくらい、大した問題ではない。
- お前の話し方が悪いからわからない。
- 〇〇するのは当然だ。
悩んでいる自分の方が変なのではないかという思いが、こんなことで離婚をしたいと思うことも間違っているという思い込みに繋がっていきます。

特に、モラハラ加害者のような相手との離婚を考えた場合、被害者さんは、「自分が悪い」と思い込まされているケースが多いので、離婚したいと思ってしまうことも、「そう思ってしまう自分が悪い」と、自分を責めてしまっている人がいらっしゃいます。
離婚をしたいと思うことは、悪い事ではないですよ。
まずは客観的に、起きた出来事を判断していきましょう。
相手の主張ではなく、あなたがどう感じているかを大事にしてください。
コミュニケーション取れていますか?
夫婦間だけにとどまらず、恋人、親子、友人、職場の人間関係など、コミュニケーションはあらゆる場面でとても重要です。
特に、夫婦間や恋人間では、他人と深く関わっていかなければならないので、コミュニケーションミスによる、問題が浮き彫りになりやすいです。
お客様のお話を伺っていると、コミュニケーションのすれ違いが積み重なった結果、こじれてしまったなと感じるケースは多くあります。

素直に丁寧に言葉を伝えあうというのは、なぜか大人になるほど、難しくなるなと感じます。
勝手に諦めてしまっている、伝えていないというケースですと、しっかりとコミュニケーションをとることで。改善されていきます。
相手が改善してくれても許せないあなたへ
相手が改善してくれたのに、「忘れられない」「許せない」という人もいらっしゃると思います。
「忘れられない」「許せない」自分を責めて、さらに苦しんでしまいます。
不倫のケースで考えてみましょう。
不倫をした側が、とても反省してくれて、もう二度としなかったとしても、”不倫をされた”という事実はなくなりません。
それを許せるか、許せないかは被害者側が決めることです。
許せないことで、加害者側から責められるのであれば、その加害者は、本当の意味での反省はできていないのです。
被害者は常に「またされるかも知れない」という気持ちとともに、生きていかなければならない。
この心の負担は、とても大きいものだと思います。

忘れられない自分を責めないでくださいね。反省してくれたからと言って、必ずしも、修復にむけて頑張らなければならないということもありません。
離婚という選択を選びたいと思う自分を責めないでくださいね。
あなたのために、いつかは許せるといいですね。
誰かへの、許せない気持ちや恨みは、抱え続ける方も苦しいものです。ですから、自分のために、いつかは手放せるといいですね。
どうしても、手放せないという方は、カウンセリングで手放していくことが出来ます。
どうしても、という時は、一人で頑張らずに頼れる専門家に頼ってくださいね。
”今”の人生を自分のために生きられたら、許せない気持ちや、恨みは、自然と消えていくものです。
相手のために、我慢を重ねていると、許せない気持ちや、恨みは大きくなっていきます。
離婚も修復も、自分のために、自分で決めることが大事ですね。
勇気が必要ですが、きっとできますから、大丈夫ですよ。
時々「不倫は絶対に許さないけれど、離婚もしてやらない。」というような方を見かけます。
許せない相手への復讐のために別れてやらないというのは、一番苦しいのは自分自身です。
あなたのために、幸せへの選択をしてくださいね。
モラハラ加害者と離婚すべきか、修復すべきか
冒頭でもお話しましたが、どちらかに正解はありません。
選んだ方を正解にしていく力が必要です。
そのためには、まずは自分で決断が出来るようになることです。
これまで支配されて生きてきた人は、自分で決断することがとても苦手です。
そういう人がモラハラ加害者のターゲットになりやすいですし、モラハラ加害者に支配され続けたことにより、そういう人になっていきます。
離婚か、修復かの気持ちの整理と一緒に、決断力を取り戻していく必要があります。
離婚にしても、修復にしても、モラハラを繰り返さないためには、自分の力を取り戻してください。

「身につける」ではなく、「取り戻す」のです。
あなたの中にも、もともとはちゃんとその力があるということです。
ダメな私を変えなくちゃと思う必要はありません。取り戻せばいいのです。