♦いつも怒鳴られてばかりいる。
♦自分に自信がなくなった。
♦自分責めばかりするようになった。
もしかしてあなたは、モラハラ環境にいるのではないでしょうか?
モラハラ環境から抜け出せないのには、様々な理由があります。
あなたが弱いのではなく、そうなってしまうだけの要因がモラハラ環境にはあるのです。
なぜ、あなたはモラハラ環境から抜け出していけないのか。
モラハラ克服の第一歩のために大切なことをまとめました。
モラハラとは?
ご相談にくる方のほとんどが、「私はモラハラをうけているのでしょうか?」と、質問されます。
皆さんそれぞれに、苦しい環境にいて、辛抱をされてきた方ばかりですが、
それでも、
「私の我慢が足りないだけではないだろうか?」
「私が被害妄想なのではないだろうか?」
「私の思考が偏っているのではないだろうか?」
と、自分を責めてしまっているのです。
こういった思考になっていることそのものを、モラハラ環境により洗脳されていることを疑っていくきっかけにしていただけたらと思います。

とは言え、こういった思考になっている状態で、自分の思考を疑ってみることはなかなか出来ることではありません。
だからこそ、第三者の客観的な意見が必要になってきます。
まずは、モラハラ環境について、具体的な事例もご紹介していますので、下記参考にされてみてください。
自分の置かれている環境について、理解していくことが第一歩です。
【モラハラ15の具体例】参考記事より引用
- 暴言を吐いて人格否定をする
- 見下した態度や言葉
- 相手を脅して不安な気持ちにさせる
- 平気で嘘をつく
- 自分の非を認めない
- モラハラ被害者を異常に束縛する
- 生活費を渡さない
- 無視をし続ける
- 相手の失敗を責め続ける
- 態度で相手を威圧する
- 外面がよく第三者の前では愛想よく振舞う
- 物に当たる
- 責任転嫁し人のせいにする
- ストレスがたまるとイライラし出す
- 離婚や経済力、子供を利用して脅す
モラハラ加害者の特徴
モラハラ加害者の特徴についても、知っておきましょう。
あなたがモラハラ環境にいるのか判断しやすいはずです。
モラハラ加害者は、あなたに対して、自分の考えが100%正しくて、あなたの方が絶対に間違っているという態度をとってくることがよくあります。
本当に事実はそうなのでしょうか?
なぜモラハラ加害者はそれほど自信をもって、主張出来るのでしょうか。
モラハラ加害者について知ることで、よりあなたの現状への理解が深まるはずです。
【モラハラ加害者の特徴】チェックリストより引用
- 最初はとても優しかったのにある時から急に豹変した。
- 激しい二面性がある(優しい時と怖い時の差が激しい)。
- ストレスに弱い。
- 環境の変化に弱い。
- コンプレックスが強い。
- 他人(妻、彼女)を下に見る。
- 自分の非を認めない。
- 命令口調で話してくる
- 気に入らないことがあると怒鳴る
- 物を投げたり、ドアをバタンとしめたり、大きなため息をついたり不機嫌を態度で表現する
- 自分のルールに周りが合わせるのが当然だと思っている
- 誰かを犠牲にしないと自尊心を保てない
- 口が達者
モラハラ被害者の特徴
モラハラ被害に合うことと、モラハラ被害に合い続けるということには、少し違いがあります。
モラハラ被害に合うかどうか、最初のワンアクションは、当たり事故みたいなところもありまして、
たまたま偶発的に、出会ってしまった、八つ当たりされてしまったということは、
誰にでも起こりえることなのです。
ですが、そこから、”関係性を継続させている”のだとしたら、
それは、ご自身の中の問題というのも向き合っていきたいところです。
モラハラ被害者の特徴に当てはまっていないでしょうか?
【モラハラ被害者の特徴7つ】参考記事より引用
- 罪悪感を感じやすい
- 他人のために自分を犠牲にして尽くしてしまう
- 雰囲気が悪くなるくらいなら自分が我慢する
- 自己肯定感が低い
- 自分の意見を通すより相手に合わせすぎる
- 他人がやっている分には普通なのに、自分がやるとなるとわがままなような気がしてしまう
- 共感性が高すぎる
このような特徴にある方は、被害者になりやすい傾向があり、不健全な相手と関係性を継続させやすくなってしまいます。
関係性を継続させるには、バランスをとる必要があります。
バランスをとってしまった自分がいるわけです。
真面目で頑張り屋さんの方が多いなと思います。
真面目に頑張ってきたのに、自分ばかりが我慢していて苦しいって理不尽ですよね。
例えば、相手が自分勝手で、支配的で攻撃的であった場合、あなたが我慢して受け入れることで、2人の関係性はバランスがとれて保たれてしまいます。
例えば、あなたも相手と同じように自分勝手で、支配的で攻撃的であった場合、相手とはぶつかり合ってバランスがとれないので、今のような関係性は続いていないはずなのです。
あなたが望んでいるか、望んでいないかにかかわらず、結果的にバランスがとれているから、関係性は保たれます。
- 本当は言い返せたらいいのに、
- 本当は我慢を辞めれたらいいのに、
- 本当はやりかえしてやれたらいいのに、
それが出来ない、それぞれのご事情があって、結果的に、出来ない、抜け出せないが作られていきます。
- なぜやらないのか?
- なぜ出来ないのか?
あなたなりの、理由があるはずです。
無意識で握りしめているものかも知れません。

もしも、苦しい関係性を我慢することで、バランスをとって保ち続けているのなら、手放すことで、現状を変えていくことが出来ます。
なぜ、あなたはモラハラの克服が出来ないのか?
なぜ、あなたはモラハラの克服が出来ないのでしょうか?
関係性を簡単には終わらせることが出来ないのには理由があります。
もちろん、現実面での様々な問題もあるでしょう。
しかし、現実面での問題は関係性を長く継続させなければ、もともとはなかった問題で、まず最初に心理的な問題があります。
心理的な問題があり、抜け出せなくなり、長く関係性を継続していった結果、現実面でもなかなか抜け出せない事情が増えてくるということです。
心理的に抜け出せなくなっていく要因の1つとして、やはりモラハラの進行段階が絶妙なバランスで進んでいくということがあげられます。
最初から酷い人だとわかってお付き合いが始まる人というのは、なかなか居ません。
だんだん進行していくからこそ、気が付いた時には、随分進行していて抜け出せなくなっていくのです。
まずは、モラハラの進行段階について、理解していきましょう。
モラハラ被害者さんの多くは、
「あの頃の優しかったあの人に戻って欲しい。」
「きっといつか変わってくれる。」
という幻想をいだいています。
目の前の相手よりも、昔の楽しかった時の相手を見ているのです。

楽しかった時間もあるからこそ、簡単には離れられないですよね。
しかし、過去の優しかった相手というのは、言ってしまえば、”過去の相手”の姿であり、”今の相手”の姿ではありません。
”今”の事実に目を向けていく必要があります。
「あの頃の優しかったあの人に戻って欲しい。」
と、期待を抱きながら、〇年過ぎているのなら、〇年たっても過去のあの人には戻らなかったという事実があります。
事実を認めていくのは、時に苦しいことですが、事実を認めていかなければ、いつまでも手に入らない幻想に囚われ続けてしまいます。
モラハラの克服にかかせない、共依存の克服
モラハラ環境から抜け出せない人の多くが、共依存の問題もあわせて抱えています。
- 別れたいのに別れられない。
- 一緒に居るのが辛いのに、離れるのはもっと辛いと考えてしまう。
- 相手なしの人生は考えられない。
こういった方は共依存の傾向にあるかも知れません
依存体質の方は、目の前の相手と離れられたとしても、また依存傾向のある人との恋愛を繰り返し、共依存関係を繰り返してしまいます。
健全な恋愛とは、例えその人と別れることになったとしても、繰り返すほどに成長が伴います。
経験を糧にあなたはどんどん魅力的な人になれていくものです。
ですが、依存体質の方というのは、繰り返すほどにどんどん苦しい環境になっていきます。
人生がよい方向に進まないだけでなく、悪い方向へと進んでいくことがあります。
やはり、一度、自分自身の問題と向き合うということをしていただきたいなと思います。
繰り返し続けていては、どんどん追い込まれてしまいます。
今、向き合うことというのは、今後の残りの人生の〇年間を全部かえていくことに繋がります。
ご結婚前の人は一度立ち止まってください
結婚をすると、別れることのハードルが一気にあがります。
極端な話ですが、
恋人同士であるならば、一方的に離れてしまうということが可能ですが、婚姻関係であるならば、それを解消するのには相手の同意が必要になるのです。
この違いは、とても大きいです。
上記した、共依存関係にあるような方は、相手と別れたくないからという不安で結婚しようとする場合があります。
しかし、それは自ら首を絞めにいくことになる可能性が高いです。
今、うまくいっていない相手が結婚したとたん、急にうまく行き始めるということはありません。
今の延長線上、もしくはそれよりも悪化することの方が多いです。
一度、立ち止まりましょう。
結婚前にチェックして欲しいポイント
☑︎異性にだらしなくないか(浮気)
☑︎お金の価値観
☑︎平等な関係でいられてるか
☑︎尽くしすぎてはないか
☑︎依存しすぎてないか
☑︎あなたの気持ちを聞いてくれるか
☑︎話し合いができるか
☑︎束縛されてないか
☑︎言葉と行動が一致してるか
参考までに載せておきますね。
多くの方の場合、ご結婚前よりもご結婚後の人生の方が長くなるかと思います。
この先〇十年一緒に過ごす相手として、一度考えてみてください。
モラハラを克服していくために
モラハラ環境を継続させてしまうのには、様々な要因が関係しています。
大きく分けると、
相手の問題とあなた自身の問題の2つに分けられます。
相手の問題は変えられません。
ですが、あなたは、あなた自身の問題と向き合っていくことは出来ます。
モラハラの克服とは、あなたがあなた自身の人生と向き合っていくということでもあるのです。