♦理不尽な要求をされても断れない
♦嫌なことをされても怒れない
モラハラ加害者は、モラハラしやすい人、そういう特徴を持っている人を選ぶ傾向にあります。
また、モラハラ被害を受けているうちに性格が変わって、被害者になりやすい特徴に当てはまるようになったという人もいます。
もしも、1つでも当てはまる項目があり、あなたが何かしらの違和感や苦しさを抱えているのなら、モラハラ被害にあっている可能性があります。
まずは、モラハラ被害者の特徴からお読みください。
モラハラ被害者になりやすい人の7つの特徴
モラハラ被害者になりやすい人の7つの特徴についてまとめました。
モラハラ被害者の方は、思いやりや優しがあり、周りへの気遣いが出来る人が多いです。しっかりしているので頼りにされることも多いと思います。
とても良い部分でもあるのですが、その優しさに付け込まれるという一面もあります。
自分を傷つけてくる人には、NOを言える強さも持てるようになっていけるといいですね。
モラハラ被害者の特徴①罪悪感を感じやすい
モラハラ被害者になりやすい人は、罪悪感を感じやすく、何事も自分が悪かったんじゃないかと思い込み過ぎるところがあります。
自分のせいでないものまで、”私のせい”と背負いこんで自分を責めていないでしょうか?
長い間こういった思考の癖がついてしまっている人は、自分のせいではないことに気づけず、またモラハラ加害者側にそう思い込まされて、どうしてもその考えが抜けないということもあります。
モラハラ被害者の特徴②他人のために自分を犠牲にして尽くしてしまう
モラハラ被害者になりやすい人は、他人のために尽くしすぎる傾向があります。
他人のために尽くしすぎて、自分を後回しにしてしまう結果、自己犠牲になりがちです。
面倒見がよく、またそこにやりがいや楽しさを感じる方も多いので、自然と相手に尽くしてしまう(お世話してしまう)パターンになってしまいます。
もちろん、こういった気質は悪いわけではなく、とてもよい一面ではあるのですが、
面倒見がよい一面も度が過ぎて、自己犠牲をしてまで相手に尽くしすぎてしまわないように注意してくださいね。
他人を思いやれるのはとても素敵なことなのですが、同じくらい自分のことも大切にできたらいいですね。
また、この尽くすという行為は、やりすぎると健全な相手まで不健全にしてしまうこともあります。
いわゆるダメンズメーカーになってしまう人はこの傾向にあります。
せっかく、よい人と出会ったのに、不健全な相手に作り上げてしまわないことです。
モラハラ被害者の特徴③雰囲気が悪くなるくらいなら自分が我慢する
雰囲気が悪くなるくらいなら、自分が我慢したらいいやと、言いたいことを言うのをやめたり、自分音心の中にとどめておく傾向があります。
モラハラ夫(彼氏)から言われた一言に、ちょっとした引っ掛かりを感じたり、嫌だなと思っても、怒らせるよりはいいかと、我慢してしまいます。
そういったあなたの優しさにモラハラ加害者は、つけこんできます。
小さな我慢は、積み重なって大きな我慢になっていきます。
ご相談くださっているお客様のお話を聞いていても、皆さん最初は小さな我慢や違和感から始まっている方が多いです。
モラハラ加害者もまた、小さな我慢から小出しにしてきているとも言えます。そこに目をつぶってくれる人か、我慢してくれる人かあなたを試している可能性もあるのです。
また、幼少期に親がモラハラだったり、厳しすぎる躾をされてきた結果、親の顔色を伺って育ってきた人は、大人になっても周りの顔色を読み、ビクビクしてしまうことがあります。
相手が不機嫌にならないように、自分が我慢をして相手が求めるように立ち回る癖がついてしまっているのです。
もちろん、モラハラ加害者にとっては、とても都合のよい相手になってしまいます。
モラハラ被害者の特徴④自己肯定感が低い
自己肯定感が低いので、自分に自信が持てず、モラハラ夫(彼氏)のような自己主張が強いタイプの人に惹かれやすい傾向にあります。
- 自分に自信がないから、自分の意見にも自信がなく、相手に従う
- 自分に自信がないから、罪悪感を感じやすく自分を責めてしまう
モラハラ加害者にとっては、好都合な相手なのです。
モラハラ被害者の特徴⑤自分の意見を通すより相手に合わせすぎる
モラハラ被害者になりやすい人は、自分の意見や気持ちよりも、相手の気持ちや場の空気を読み過ぎて、相手に合わせすぎてしまう傾向があります。
これを続けていると、だんだん自分の意見や気持ちがわからなくなってしまい、さらに相手に合わせる傾向が強くなっていきます。
合わせるというよりも、自分の意見がないので、相手の意見の通りに動いてしまうのです。
争いごとが苦手なので、争いが起きないように自分は我慢をして意見を言わないという面もあります。
これが結果的に、モラハラ加害者のモラハラを受け入れてしまうことに繋がり、モラハラが開始していきます。
モラハラ被害者の特徴⑥他人がやっている分には普通なのに、自分がやるとなるとわがままなような気がしてしまう
他人のことは寛大な心で受け止められるのですが、いざ自分が同じことをしようとすると、わがままなことを言っているような気がして、気が引けてしまいます。
結果的に、なぜか相手は自由にやりたい放題なのに、私だけが我慢して辛いという状況が出来上がります。
もちろん、あなたの中にはストレスが溜まっていくはずです。
こうなってくると、相手が健全な人であったとしても、あなたが勝手にストレスをためてうまくいかなくなるという場合もあります。
必要のない我慢は手放していきましょう。
他人に甘える、頼るということも苦手で、本当は助けて欲しいのに頼れなかったり、結果的になんでも一人で頑張りすぎるようになっていきます。
依存はよくないですが、適切な形で、時には誰かに甘える、頼るということも必要です。
モラハラ被害者の特徴⑦共感性が高すぎる
モラハラ被害者になりやすい人は、共感性が高すぎるという傾向があります。
相手の気持ちになって考えすぎてしまい、相手に同情して可哀そうだな助けてあげなくちゃと思ってしまうことが多いです。
こんなことをしては、相手は悲しむのではないかと考えすぎて可哀そうで言えないということがおこります。
ですが、相手が本当にそれで悲しむかどうかわからないという視点も忘れないでください。
相手がとても悲しむのではないかと思い込み過ぎている場合があるということです。そして、そこに勝手に共感しすぎてしまっているのです。
モラハラ加害者はモラハラしやすい人を意図的に選ぶ
上記のようなモラハラ被害者になりやすい人の特徴を持っている人は、モラハラ加害者にとって、モラハラしやすい人と言えます。
自分よりも弱く、反撃されるリスクの少ない人を選んで攻撃し、洗脳していきます。
そして、モラハラ加害者の日々の攻撃を受けて、モラハラ被害者はさらに被害者的特徴を強化していくというマイナスのループが深まっていくという傾向にあります。
周りへの配慮や優しさがあり、感情への共感能力があること、面倒見がよく相手に尽くせることは素敵なことです。
しかしこれが、モラハラ加害者とセットになることで、悪い意味で相乗効果がうまれてしまって、あなたの優しさや親身になって相手に尽くせるところが、悪い方向へ利用されてしまうのです。
通常なら、もっと早い段階で相手から距離を置いたり縁を切ったりできるのですが、優しすぎるがゆえに面倒をみてしまい、気づいたら共依存状態になり、離れられなくなってしまいます。
上記、根本の原因は自己肯定感にあります。
自己肯定感の心の土台をしっかり育てていきましょう。そうすることで、思考や行動や勝手に変わっていきます。
加害をしてくる人ともマッチしなくなります。
自己肯定感が低い人は、職場などでもパワハラや理不尽な扱いをされやすいですし、相手に尽くし役に立つことで、自分の価値を保とうとすることもあります。
人生全般の生きづらさにかかわってくる部分ですので、ぜひ取り組んでみてください。